このギャラリーの目的

僕が美術に興味を持ったきっかけは、現代美術の作品を見た時に、「わけがわからないけど、大の大人が人生をかけて作り上げた作品なのだから、何か意味があるに違いない」と思ったからです。

そう思い、いろいろ調べて西洋のアートの歴史を見ていくと、ヨーゼフ・ボイスは社会彫刻で、どの職業もアーティスト、ギルバート&ジョージは、人生そのものがアート、アンディー・ウォーホルは、日常の物やアイコン自体がアート、といったことを表現してきました。

デュシャンの既製品を使ったレディメイド、ゴミを美しく展示したトニー・クラッグ、といったように、表現とは何なのか、アートとは何なのか、その可能性を模索してきたのだと思います。

そのような内面的なコンセプトと共に、表現方法として、遠近法は、より写実的な空間的な表現方法を生み出し、キュビズムは、一方向からだけではなく、あらゆる面からの表現を生み出しました。そして、フランク・ステラは、キャンバスの形を変え、ジャクソン・ポロックは、描き方自体を変えました。

まだまだ沢山、僕の大好きなアーティストたちがいますが、そんな風にして、アートは発展してきたと思います。(みんな有名なアーティストですので、検索してみてくださいね♪)

そうやって調べたり、展覧会に行ったり、ダニエル・ビュランとかリチャード・ロング、赤瀬川源平さんと会ったり、ロンドンのリッスンギャラリーでソル・ルウィットの助手さんとお話したり、すっかり美術が好きになってしまったわけです。

そんなことをしていると、自分でも作品を作ってみたくなるものでして、そして始めたのが、このギャラリーです。

いざ作品を作ろうと思った時、今というこの時に、僕が何を表現したいかと思った時に、今までのアートというものは、作品自体が何を意味するのか、見る側としては、わかりづらいのではないかと感じていました。

なので、僕の表現方法として、写真と文章という、表現の中でもより具体的で、伝わりやすい方法を利用して、見てくださる方により伝わりやすい、共感していただきやすい作品を作っていきたいと思います。

それと、ギャラリーをウェブサイトという形にすることで、今の時代なら、誰でも簡単にサイトを作れますし、アーティストが高い料金を払って、ギャラリーを借りる必要もありません。

すべて自分でやるわけですから、ギャラリー側のコンセプトと、アーティストの側のコンセプトが合わない、なんてことも無くなります。1年中、365日、24時間展示できますしね♪

より簡単に、誰にでもできる表現方法であり、ギャラリーの在り方も、改善できる表現方法と感じています。

そのように、今までの歴史の中で、今この時に、この世界にいる自分として感じている、「僕という存在を通した世界観」を表現していきたいと思います。


英語で「Art」という言葉は、日本語の美術という意味合いもありますが、「人によるもの」という意味合いが強いように感じます。

自然そのものの美しさだけではアートにはならず、それを人が感じ、表現することでアートになるのだと思います。

そのような西洋の「Art」=人による表現と、美しさを表現する日本語の「美術」をつなげるような作品を作っていきたいと思います。

そして、その日本的な美しさとは、とても神秘的でもあり、「八百万の神」のようにも感じてしまいます。その“美しさ”は、“わび・さび”のようなものでもあり、日本画や茶道などの本質にも通じると思います。

古代や、中世の宗教画などでは、そのような神秘的な美しさ、畏敬の念を表現してきたのではないかとも思います。

そのように、すべてに通じるような作品をこのギャラリーで表現していければと思います。

僕の作品を通して、新たな世界観に気付き、またその体験を通して、作品を見た人がその人なりの世界観を表現してもらえたら、美しさやこの世界の素晴らしさが循環して、より素敵な世の中になっていくのではないかと思います。

僕の作る作品たちが、少しでもそのような役に立ちましたら、とても嬉しいです。

このサイトに来てくださって、そして最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。少しずつですが、ゆっくりと更新していくと思いますので、これからも、ぜひ、よろしくお願いいたします♪

心より感謝の気持ちをこめて。